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文楽2月東京公演鑑賞(第1部)前篇

IMG_convert_20110218220325.jpg

今回のプログラム表紙です。
「芦屋道満大内鑑」(あしやどうまんおおうちかがみ)のイメージでしょうか。蘭菊と狐火の文様の着物を着た狐葛の葉のようです。

鑑賞したのは、2月17日(木)です。今回の公演は全部で3部でしたのでこの日は第1部だけ鑑賞しました。ここでは、自分鑑賞記録を兼ねて記載します。

演目は・・・

■「芦屋道満大内鑑 (あしやどうまんおおうちかがみ)
  ●葛の葉子別れの段(くずのはこわかれのだん)

中 竹本三輪大夫
  竹澤團吾(三味線)

切 豊竹嶋大夫
  鶴澤清友(代役 竹澤團七)

  ●蘭菊の乱れ(らんぎくのみだれ) 楳茂都陸平=振付
  
  豊竹呂勢大夫
  豊竹つばさ大夫
  竹本相子大夫
  豊竹睦大夫
  豊竹希大夫
  鶴澤清治(三味線)
  鶴澤清志郎(〃)
  鶴澤清丈(〃)
  豊澤龍爾(〃)
  鶴澤清公(〃)

<人形役割/かしら名>
安倍童子        吉田玉誉 / 男子役
女房葛の葉       吉田文雀(代役 吉田和生)/ 老女方
木綿買(実は荏柄段八) 吉田玉佳 / 端敵
信田庄司        吉田玉輝 / 舅
庄司の妻        片桐勘壽 / 婆
安倍保名        吉田和生(代役 吉田玉女)/ 源太
葛の葉姫        吉田蓑二郎 / 娘
信楽雲蔵        吉田文哉 / 端敵
落合藤治        吉田玉勢 / 端敵

<囃子>
望月太明蔵社中

■「嫗山姥 (こもちやまんば)
  ●廓噺の段(くるわばなしのだん)

口 豊竹芳穂大夫
  鶴澤清馗(三味線)

切 竹本綱大夫
  鶴澤清二郎(三味線)
 ツレ鶴澤寛太郎(〃)

<人形役割/かしら名>
沢瀉姫               吉田玉翔 / 娘
局藤浪              吉田蓑一郎 / 老女方
腰元更科            桐竹紋秀 / お福
腰元歌門            吉田蓑紫郎 / 娘
煙草屋源七(実は坂田蔵人時行) 吉田玉女 / 源太
荻野屋八重桐          桐竹紋壽 / 娘(角なしのガブ)
太田太郎             吉田勘市 / 与勘平
組子                大ぜい

今回は、良い席で鑑賞できました。 9列目 18番 ど真ん中でした。
実は、行きに電車に乗り遅れて10程遅刻して会場入りしました。
入った場面は、葛の葉が機を織りながら唄う声が聞こえる中、美しい娘を連れた老夫婦がやってくる場面のところです。少し、後ろで立ってみていると入れ替えのところに差し掛かりそこで一気に席に入りました。
ちょうど、切場になり豊竹嶋大夫に変わりした。
私の大好きな大夫のお一人です。
今回も、位と運びが素晴らしく、嶋大夫が語ると聴いていて話に入り込んでしまいます。
大げさな演出ではないのに、一つ一つの役に息を吹き込んで行きます。また、狐をあらわす言葉の最期に時折出てしまう「か」という言葉の表現がより、狐葛の葉を際立たせます。

この話は、陰陽師安倍清明の出生の話の元になる話です。
ストーリーは皆さんご存知だと思いますのでここでは、割愛します。

文雀さんが体調不良で女房葛の葉を降板されたので、お弟子の和生さんが代役として上演しました。また、それに伴い安倍保名を和生さんに変わり、玉女さんが上演しました。
人形遣いでは蓑助さんと勘十郎さんが好きなんですが、今回は出演されておらず残念でしたが、しかし、吉田和生さんの狐葛の葉は狐でありながら我が子との別れのときの悲哀がたまらなく涙を誘います。仕草の端々に狐っぽいところが出てきて、その動きが繊細で素晴らしかったです。早変わりも目を楽しませてくれました。
そして、人知れず故郷の信田の森に帰ってゆく「道行」の場面(蘭菊の乱れ)では、狐の顔に人間の姿になった葛の葉が蘭菊を踏み分けながら信田の森へ帰る途中の場面です。背景には狐火を思わせる「るり灯」がたかれ、幽玄な雰囲気を醸し出していました。そして、ここでは義太夫に合わせて狐葛の葉が一人で置いてきた子供を思い嘆き悲しむ気持ちを動きで表現するのですが、動きの美しいこと・・・そして、思いの強さが醜いガブという鬼の表情に変わるのですが、早変わりが多くあるにも関わらずしっとりとした情味が醍醐味です。

私は、保名が本当にいい男だと感動を覚えました。
女房葛の葉が実は、信田の森の白狐であることが分かった段階でも、保名はたとえ狐であっての自分の女房だと言い、子供を連れて信田の森へあとを追うのです。この情の深さがたまりません。

さて、長くなってしまいましたが、あと一話ありますが続きは明日・・・
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Comments

後編楽しみです!!
後編待ってまぁ~す♪♪(笑)
Posted at 2011.02.25 (01:23) by らいぐれ (URL) | [編集]
文楽、一度生で観たいなあ
お久しぶりです。

「葛の葉」は有名な話だね。
けっこう好き。道行き、いいだろうなあ……

職場(某小学校)の同僚の先生が、この間文楽(曽根崎心中、義経千本桜)を初めて観に行ったら、歌舞伎より感動したと言ってました。

生身の人間じゃないと、象徴性が高いのかもねえ。
わたしも一度観たいよ、高校生の時映画で観た「曽根崎心中」が忘れられないから……
Posted at 2011.03.10 (07:37) by ぱぐ (URL) | [編集]
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プロフィール

メルねぇ

Author:メルねぇ
このブログを始めた頃は、4頭のスペシャルにイカシテる「食・眠・遊」を実践しているスコティッシュ・テリアたちと日々呑気に過ごしている飼い主でしたが・・・
現在は、2頭になったけれど相変わらず呑気に過ごしている飼い主です。

★ scottish terrier ★
Melchior  ♂ 1998.02.17生-   
   2010.08.31没 12歳6ヶ月
Angela   ♀  2001.09.17生
   2011.02.28没  9歳5ヶ月
Agatha   ♀ 2004.09.19生
Balthasar ♂ 2005.09.07生

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