スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

春風亭正朝独演会に行く!

春風亭正朝(しゅんぷうてい しょうちょう)師匠の独演会に友人から誘われてお伴した。
会場は、東京都江東区にあるティアラこうとう小ホール
私の住まいからだと本当に東京横断した感じになります(笑)
小田急線多摩急行に乗り表参道経由半蔵門線にて住吉下車所要時間約55分
日曜の夕刻、小田急線は混雑もなく座って行けたので何の苦もなく目的地へ到着。
ちょうど、雨も上がりサウナ状態の道を会場までほぼ3・4分歩いて到着。
都市計画で整地された区画でとても綺麗な公園の中にあるホールでした。
こう言うホールで行う独演会に行くのは初めてだったのと、久しぶりの生落語でワクワクしながら会場に入りました。
友人とは会場入口で待ち合わせをしており、チケットの手配も友人にお願いしていたので、入口付近で一足先に待っていると、普段着の師匠が入口あたりで、うろうろしており私は、面識が無かったので挨拶もせず遠目でその様子を拝見しておりました。とても気さくな師匠でますます噺を聞くのが楽しみになり、友人を心待ちしておりました。
入口で受付をしてくださっている方はなんと、師匠の奥様(おかみさん)とお嬢様でアットホームな雰囲気でコンサートホールの体をなしているホールでありながら、江戸情緒をかいま見たようでした。
普段、私の仕事がら開演前は1ベルと呼ばれるベルやブザーがなるところ、相撲の1番太鼓のように軽快なリズムで太鼓がなり来場者の気分も盛り上げてくれました。
そして、やっぱりこれは江戸時代とは違って、禁止放送とよばれる「録音・録画・携帯電話の禁止事項」を多分、お弟子さんがアナウンスして、いよいよ出囃子とともに前座さんが高座にあがりました。
演目はちょっと勉強不足で解りませんが、楽しい噺でした。
充分会場を和ませくれました。狸が恩返しする噺でした(笑)
そして、続いて正しく真打ち登場!
正朝師匠が「鰻の幇間」(うなぎのたいこ)という噺をしました。
タイコモチの調子の良さと結局、ご馳走になるはずがとんだ散財をしてしまったことが解ったときの落胆振りというか、開き直った有様がお腹抱えて笑えました。
そして、休憩の後、色物としてマジックを見ました。
マギー司郎さんのお弟子さんと思われるマギー司さんによる軽妙なトークと独特な手品でこれまた大笑い!いかにもどこかで購入できそうな手品でありながら思わず「えっ!」って声が出ちゃうプロの技(笑)を堪能しましたねぇ。
そして、本日のメイン!「唐茄子屋政談」をもちろん、正朝師匠がこれまた本物の話芸で見せてくれました。
この話、長くって約1時間ばかりの人情ものなのですが、全く時間が経つのを忘れてしまうほど、引き込まれてしまいました。

ストーリーとしては・・・
吉原に入り浸り、ついには勘当され乞食同然に身をやつした若旦那、もう死のうと大川に身を投げようとしたときに偶然通りかかった叔父にたすけられ、心を入れ替えて棒売りで唐茄子を売ることになる。
重たいもを持ったことも担いだこともない脆弱な若旦那が橋の袂で石にけつまずき転んだ拍子に荷をばらまいてしまう。そこへ江戸っ子気質の男に助けてもらいその上、残り2個以外全ての唐茄子を売ってもらう。最後に残った唐茄子を自力で売る決意をした若旦那はいままで、ただ歩いているだけでは商品は入れないことに気づき、売り声の練習をするべく場所を探していたところ、吉原田圃、人っ子1人いない田圃の中であれやこれや売り声を試していると、田圃の先に吉原が・・・若旦那そこで吉原のご贔屓の花魁を思い出し、言葉巧みに甘いことを言われて結局はだまされたことに気づく。
そうこうしているうちに、売り声も定まり浅草寺側の長屋に差し掛かる。ここで、売り声を上げると早速、呼び止められる。ボロボロの着物をきているがどこか上品な女、唐茄子を買うが、料金が足りない。しかし、若旦那は1個でも料金が足りないのに、2個唐茄子を置いてくる。しかも、自分お昼の弁当をそこの子にやり、その女の話を聞くうちにあまりの不憫さに、先ほど売った唐茄子の代金を全部置いてくる。女はその金は受け取れないと、若旦那を追いかけるが間に合わずちょうどそこに行き会わせた長屋の大家が若旦那からもらった金を全部貯まった家賃として持って行ってしまった。
それを苦にした女は幼い子を残して首をくくる。しかし、安普請で出来ている長屋のことその有様が筒抜けで、首をくくった女は助けられる。
そんなことがあったとは知らず、若旦那は世話になっている叔父の家にもどり今日の顛末を話す。俄には信じられない叔父は、その話の長屋に若旦那と出向く。
長屋では、女が首をくくったことで大騒ぎになっており、若旦那が到着したときには既に女は治療所に移され、近所の年寄りから事情を聞いた若旦那とその叔父は、強突張りな大家に激怒。
若旦那はその大家の家にゆき、大家を殴り、叔父は奉行書に事の顛末をしたためて大家はお咎めを受ける、若旦那は奉行書より褒美をもらいその噂が実家にとどき、勘当は許される。そして、女を子供は叔父の持っている長屋に移り住む。

と言った本当に掻い摘んでいますがこんな噺です。

この噺を正朝さんは言葉だけで、人柄、風景、感情をまるでそこに映し出すかのように語り、まさに「本物の芸」を拝見させていただいたとひたすら感動しました。
人情話ですから、笑いあり、涙ありで人間も捨てたもんじゃない!と何か心に暖かいものを届けてくれました。
「笑う門には福来たる」と言いますが、本当にお腹のそこから笑って、人間の感情の機微に触れすっかり幸せな気分で帰路につくことができました。
ティアラこうとう小ホールが正しく笑ホールと化した半日でした。
正朝さんのお住まいがこのホールの側に有ると言うことで、今後このホールで年に3・4回独演会をされるとのこと。日程が合えば是非また正朝師匠の落語に触れたいと思いました。
昨今流行の「お笑い」ではなく、古典を踏襲しながら現代の風刺をも取り込んだ落語。
古いけど、新しい落語にまたまた魅了されました。
やっぱり、落語は映像だけでなく、ライブ(生)で聞いた方が面白い!
会場のお客さんと高座に上がっている噺家さんとの一期一会の出会いがなせる極上の空間で、客と噺家の一体感や緊張感が織りなす至福の時間が楽しめる。
噺家の作り出す間や呼吸で客の想像力をかき立てる大人の楽しみのように感じました。
いやぁ~本当に楽しい時間を過ごせました。これで、しばらくは仕事に専念出来るような気がします(笑)
持つべものは、友です(笑)あとで教えてくれました!
正太郎さんの演題は「狸札」または「狸の札」と言います。
狸の人見下した物言いといい、人間との会話が楽しめる噺です。
スポンサーサイト

Leave a comment

Private :

Comments

メルねぇさんも落語好きなんですよね。
私、今まで一度も行ったことがありません。
でも、お噺を聞くととても楽しいよね。
そうそう、Y様も大好きなのよ。
寄席に行ったことがあるかどうかは・・不明。
かなり詳しそうなので、きっとお話しが弾むかと。

Posted at 2009.06.22 (22:15) by (URL) | [編集]
★京さま
是非、チャンスがあれば落語聴いて、観てください!
体験すると填ります。多分(笑)
そうでしたねぇ。Y様、落語通でしたねぇ!
京さんとはスコッチ談義、Yさまとは落語談義、で3人でお茶の話で盛り上がれますねぇ(笑)また、是非その機会も作らなくっちゃねぇ。
Posted at 2009.06.23 (22:42) by メルねぇ (URL) | [編集]
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
07 09
プロフィール

メルねぇ

Author:メルねぇ
このブログを始めた頃は、4頭のスペシャルにイカシテる「食・眠・遊」を実践しているスコティッシュ・テリアたちと日々呑気に過ごしている飼い主でしたが・・・
現在は、2頭になったけれど相変わらず呑気に過ごしている飼い主です。

★ scottish terrier ★
Melchior  ♂ 1998.02.17生-   
   2010.08.31没 12歳6ヶ月
Angela   ♀  2001.09.17生
   2011.02.28没  9歳5ヶ月
Agatha   ♀ 2004.09.19生
Balthasar ♂ 2005.09.07生

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
リンク
カテゴリ
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。